2023.03.05

先日知ったこと。腎臓が悪くなると、妊娠・出産はNGと言われることがあるらしい。母体のみならず、子の分まで血液を濾過する必要があり、それ相応の負担がかかるのだと。言われてみると確かにそういうこともありそう。

家庭や結婚、妊娠・出産について、機会があれば男女問わず色んな意見を聞くようになった。立場によってそれぞれ色んなことを言う人がいて、どれもおそらくその人にとっての真実で。

そこそこ前に親戚にお子さんが産まれて顔を見に行ったとき、お産の過酷な現場を本人から聞いて怖気付いていたら「それでも子どもが生まれることは特別で、とても尊いことで、そんなに怖がらなくていいんだよ」と諭されたことを思い出す。話の内容があんまりだったから、たぶん中高生?くらいだった私はすべてそのまま顔に出ていたのだと思う。産後数日後の疲弊した状態で、体の上半身だけ起こした状態で言われた内容は言葉だけ見るととても平易なのに、妙に説得力があったのが印象的だった。心からそう信じている人の言葉。何より実際に成し遂げた人の言うことだから凄みがある。

自分の周りのお子さんがいらっしゃる方は、体力のあるうちに産んだ方がいいと言う人が多い印象。言いたいことはわかる気がする。経験したことはないからわからないけれど。たまに逆の人もいる。子どもは別に30代でも産めるのだから、20代の若いうちに自分に様々な経験を積んでキャリアを作っておくべき。それもそれで一理あると思う。キャリア、女性は絶対に妊娠・出産で中断するから考え始めると難しいよな。安定択を取るならば、手に職つけるか、大手の福利厚生がしっかりした会社に勤めるかの二択になりそう。あと、20年間そこそこ大きな義務を負うことになるのは、自分の親を見ているだけでもなんとなく想像がつく。良いことも色々あるのだろうけれど。

でも、子どもは30代でも産めるって、本当にそうなのかな。もっと早くに産めなくなる可能性、なくはないよな。可能性が低くても、仮に5年後自分が病気になって産めない体になったとして、何かを後悔せずに受け容れられるのだろうか。相手がいないと始まらない話だし、どのみちもっと精神的に強くならないと子育てとか中々難しいだろうけれど、なんかなあ。20代半ばで腎臓を悪くし、医師に妊娠・出産してはいけないと告げられ、今は定期的に透析をしながら生きている人の話を聞いて、自分にも起こり得る可能性を一つインプットする。手遅れにならないだろうか。心から望んだとて恵まれない場合もあるだろうし、考えても仕方がないけれど。

 

これ書きながら気がついたけれど、たぶん普通に体調悪いし情緒不安定な日だと思う。思えば昼から輪をかけてネガティブだし、頭がめちゃくちゃ痛い。それでも原因が明確だからまだましかも。今日は諸々進捗があまりなくてちょっと落ち込み気味だったから、気がつけてよかった。クッキーを食べて温かい紅茶を飲んで、できることはやって早めに寝る。