変化って。

彼にとりあえずメッセージを送ってみたけれど、わりと軽い気持ちで書いたものが思いの外文面にすると軽くならなかったので、数時間経って消してしまった。数日後に話す機会があるから、せめて話した方がニュアンスが伝わりそう。なんか、こういうの難しいな。

子どもを持つ自信がないというのは、まあ誰しもそうだと思う。むしろ、真面目というか慎重に考えてくれているのかなと感じた。それなら何かな。やっぱり前向きって言われたのが悲しかったのかも。私と別れることが彼にとって前向きな選択だと言われているように感じた。彼の幸せの中に私の姿はないのだろうか。なんか、そう考えるとちょっと自信がなくなっちゃったというか。見捨ててくれていいとか、そうなるくらいなら別れた方がいいとか、今回の前向き発言だとか、彼は私のことを考えているようで別のことに意識が向いているときがある気がする。そういう場合になんとなく違和感を覚えて、でも即時に気が付けなくてしばらくその正体を悶々と考えることになるのだけれど、最近なんとなくわかったような。つまるところ、そういう場合は彼がどうしたいのかを聞けていないんだよな。どこまで何を考えてそう言ってきているのかがわからない。そういう時は無意識にそうなっているというか、そこまで気を回す余裕がないというか、彼なりに何か(忙しさとかではなく)でいっぱいいっぱいな時が多い気がするので、こちらからストレートに聞いてみた方がいいのかな。彼なりの思考の癖というか。全然違っていたら笑ってしまいそう。

正直今すぐ決めたいわけじゃないんだけれど、早く決めろといった内容にも聞こえたので、私の価値観を伝えた上で彼の話をもう少し聞いてみたい。自分の感覚として、結婚とか子どものこととか初めから絶対にする気がないのにお付き合いを続けるのはさすがに厳しいかもな~という思いがあり。私は遊び(?)で付き合いたいわけではないし、子どもはそもそも授かりものだし、なんかその可能性を最初から捨てて付き合うのはちょっと望む形と違う気がしている。とはいえど、プレッシャーをかけたいわけでもないし、重い話をするつもりもないし。その可能性も含めて付き合っていきたいよねというだけで、私も白黒はっきりさせられるほど自分の意見が固まっていないから。さすがにそんなに簡単に結婚したい!子どもほしい!と思えるほどお花畑じゃない。むしろ、今の付き合いを始めるまで結婚したい〜と口では言いながら内心めちゃくちゃ消極的だった。子どもかわいいな〜とは以前から思うけれど、自分が産む産まないの実感は皆無だったし。だから、その可能性を含めて付き合いたいと思うまでに結婚という選択肢が出てくるようになったのは、やっぱり今のお付き合いのおかげだな。子育て楽しいのかもなと薄っすらと思えるようになったのは、無意識のうちに想定している相手が彼だからというのもありそう。ゆったりとだけれど、自分にとっては物凄く大きな変化だと思う。昨日になるまで全然気がつかなかった。じわじわと気がついたら変わっているものなんだな。この変化自体はポジティブに解釈しておきたい。

 

今後諸々考えるにあたって参考としたく、母に子どもを持った理由を聞いてみた。特別子どもが好きなわけでもなく好奇心が先行していて、でも産んでみたら子どもがかわいかったこととか、私が生まれたときに父がひたすら喜んでいたらしいことを思いがけず聞けた。嬉しかったんだな。ちょっと意外だった。あと、産んでみないとわからないとは言われた(これは色んな人に色んなところで言われている)。なんか、確かに彼の言う不安は自分にもあるしもっともかもしれないとか、自分もある程度真面目に子どものことを考えてみた副産物として、自身も望まれて生まれてきた人間であることを少し信じられたかもしれない。私は特に1人目だし、上手くいかないこともたくさんあって、それでも一生懸命育ててくれたのかな、とか。個人に向ける気持ちとは別に、親として産み育ててくれたことへの感謝は間違いなくあるな。これも別々に、全部持っていていいものなのね。