2022.08.06

心に残るあまりよくない思い出に対してある程度のケリをつけるために、自分から動かないといけないこともたくさんある気がして。自分の行動を起因としたもの、例えば何かをしようとして相手に受け入れられなかったとか、そういった場合は同じことを異なる人・異なる機会に行ってみれば少しずつ解放されていくこともあるのかなと思う。倫理に悖る行為はしてはいけないけれど。そうでないならば、反応を比較していけば、人によって受け取り方が異なることも理解できるんじゃないかなって。多少常識から外れていても、共感ができなくても、理解して受け入れてくれる人だってどこかにはいると思う。さほど時間もかからずにそういう人と巡り会えたなら幸運だよな。でも、だとしたら、他者に一方的に傷付けられた場合ってどのようにその傷を癒やせばいいのだろう。能動的に動いてもどうにもならないなら、時を待つしかないのだろうか。わからないな。犯罪に巻き込まれた人の手記を読みながら、そういったことを考えていた。



外れていない人にはあまりわからないのかなと思ったりして。例えば、私は元々人が好きなものに対して嫌いだと言えてしまう側の人間で。嫌いだと正直に言うことがその人にとって一番誠実な態度であるならば、それをただ言ってはいけないと禁止するのは単なる否定に近いのではないかと思っている。どちらが配慮するかという話で、少数派が配慮する方が効率がいいし、結果的には多数派に合わせないといけなくなるだけ。それを、多数派に当たり前のように要求されるのは違うと思う。そんなつもりなくても、数が多い時点でそう見えがちなのもある。逆にこちらが多数派だったら、そちらが好きなものを嫌いだと言われても我慢しろよと言われるの、そういう空気になるの、嫌じゃないのかな? 自分にないものを御旗のように掲げられてこちらが間違っていると言われる(ように感じる)のは本当につらいし、ずれが目立つものほど頻繁に指摘されるから聞き飽きているんだよな。そちらの立ち位置がたまたま世の中のスタンダードと同じだっただけじゃん。こちらも自分なりの感覚や考えを持っているのに、なんで押し付けようとするの。それって同じ方が都合がいいからでしょうって、思ってしまう。度が過ぎると。結局のところ、その感覚を獲得してそちら側に爪先だけでも突っ込むか、別の立場として理解して納得するかしかない。理解できずに表層だけ真似ることになるのが一番不幸じゃないのかな。というのが、昔言われまくった側からなんとなく思うこと。今はわかるけれど。

それはだめだと思うって、一意見として都度言ってくれるだけでいいんだよな。本当にそれだけで。違和感は記憶に残るから、そのうちふと思い出すときが来るかもしれない。いや、めちゃくちゃ難しいのはわかっているけれど。指摘する側も人間だから色々思うところあるだろうし、こちらが理解できないようにあちらが理解できないことも当然あるだろうし。近い人だと色んな感情や想いも同時にぶつけることになりがちだろうし。実際は理解しようとしてくれているのに、そう見えていないということもたくさんあると思う。嫌な思いを何度もしていると、その不信感を払拭するためには真摯に向き合ってくれた人もいたという事実が同じくらい必要で。嫌なちりつも。だから、単純に伝わらなかったのなら今はその時じゃないのかなとか。それでもたぶん無駄ではない。ありがたいちりつも。善意で言ってくれる人もたくさんいそう。でも、言われる側の精神状態があまりよくないと素直に受け止めることが難しい。指摘する側が引っ張られてメンタル病むのは本末転倒だから離れたら不信感が増したり。一番如実に表れそうなのは家庭環境がよくない場合だと思う。毎日マイナスのものが積もるから、そう簡単には払拭できない。そういう場合はまずもってそういった環境から抜け出さないといけないんだけれど、そこが結構難しそう。本人にその意志があるなら、関係を続けること自体に意味があるような気がしないでもない。自立を手伝うこともそれに該当しそう。でも、様々な事情からそれができない場合も、本人が望まない場合もあるだろうな。だから、私の考えもある種の綺麗事だと思う。

とはいえど、距離が近いからこそ見える粗とか、近くないとさすがに指摘できないことだってあるだろうし、先生も親もいなくなると指摘しやすい立場の人もいなくなり。友人も、少なくともあちらが家庭を持ったら今みたいな付き合い方はできないだろうしな。段々と思ったことをそのままぶつけてくれる人が減っていく中で、最後に必要なのは深い信頼関係なのかな。なんか、結婚するなら自分の考えを持っていて、思ったことを伝えてくれる人がいいな。私自身もそういうものがあれば伝えられるようにしておきたい。言い方がストレート過ぎることが多いらしく気にしているけれど、そういう相手に思ったことを伝えないのもなんか違う気がする。してきた。何にせよ、そういう言葉を伝えてもらったら素直に受け止められるようにしておきたいな。心に余裕ある時とない時でも違うだろうけれど、なるべく。