「家」と氏

よく聞く言葉だから昨日使ったけれど、若干違和感があるな。貰ってもらう。元は「嫁に貰う」? 家同士の付き合い前提だからそういう言葉選びになるのかな。家族ならわかるけれど、「家」の感覚はあまりないかもしれない。たぶん育った環境の影響だとは思うけれど。

選択式夫婦別氏とかちらほら周囲で話題になっている気がして。賛成派の人が言っていたことで自分の中で一番しっくりきた理由は「手続き諸々が面倒くさいから」。引越しですら住所変更の関係で色々面倒だったのに、氏が変わるとか絶対面倒だよな。9割ほど女性が変更するようだけれど、自分は別に変更することを当然だとは思わないから、結婚するなら話し合った上で納得して決めたいかも。微妙なのは「氏名は自分のアイデンティティに直結しているから」。わからなくもないけれど、どこの部分にそれを感じているのか聞いてみたい。キャリアの話なら通称の使用が認められているし、両親との繋がりの話であれば、別氏にすると子どもは一方との繋がりを初めから持たないことになる。名字も自分の一部だから大切に継いでいきたいみたいなことなのかな。その他だと、「家」の感覚は自分にはあまりないけれど、自分が結婚するとこの代で終わるとかだとわかりやすい。

単純な疑問として、片方の親と子の名字が異なる人たちが一定数いるとなると、そもそも名字は何を表すものになるんだろう。このあたりは「家」の感覚があればまだ理解できるんだけれど。日本は名乗り方が氏→名の順だし、大きな要素のはずで。あとは、別氏を選んだ場合に子どもの氏はどのように決定していくのだろう。子どもがいなければ、あまり引っかかる部分もない気もするな。戸籍も絡んでいるだろうし、なんか色々気になるから図書館行くときにでも調べてみようかな。まあ、結局のところ結婚が何のための制度なのかということに帰結するような気はしないでもない。当事者だけの話ならまだしも、子どもができることを前提とした制度ではないのか、とか。時代の流れがあるとはいえども、根付いた文化や慣習とそう簡単に切り離せない部分もあると思う。



Gと戦っていたらあげるの忘れてた。