利き手に痣ができていてたまに痛む。いつぶつけたのか思い出せないけれど、数日前には既にあった。忘れた頃には治るだろうか。
昨日インフルエンザのワクチンを接種した。当日はそこそこ腕が重くてだるかったけれど、こちらは予想よりも長引かずに終わりそう。インフルエンザ、まともにかかったことのないまま一生を終えたいような、一度くらい苦しみを味わってみたいような。そんなことよりもどこかでコロナのワクチンを打たなければいけない。
今日作って食べたもの。茄子と豚肉の炒めもの。茄子がいい感じにとろとろしていておいしかった。茄子を使うときは気持ち油が多めの方がいい。長ねぎをみじん切りにして一緒に炒めたのもよかった。比較的簡単にみじん切りにできる野菜であることを知る。これは使いやすいかも。味付けは醤油ベースの無難なものだけれど、千切りキャベツと一緒に食べたらちょうどいい塩加減でよかった。こう、少し理想よりも味付けが濃くなってしまったものを、シンプルに切ったり茹でたりしただけの野菜に絡めて食べるのは好き。
それにしても、茄子は漢字で書くと上品な雰囲気になるけれど、口に出した途端かわいいイメージになる。見た目もなんか独特の形でかわいらしい。単純になすびって響きも好き。なすび。ところで、なすびって西日本でそう呼ばれることが多いらしい。なす。なすび。個人的にはなすよりもなすびの方が好きだな。どうやら「奈須比」らしい。
料理が好きになってから、何かをおいしいと感じるコツを少し理解した。よく言われる「温かいものは温かく、冷たいものは冷たく食べる」こと。真理だな。炊きたての米に勝るものはないし、作り立ての料理に勝るものもない。
実家にいるとき、何かをしていて呼ばれてから食卓に向かうことが多かったけれど、自分から向かうようにすればよかった。実際は自分の能力的に難しいんだけれど、作ってくれた人への感謝の気持ちも、食べ物をおいしく食べようとする努力も足りなかったような。何かを感じ取るためには、それなりの準備が必要で。一生懸命に作ってくれていた母に申し訳なく思う。これからは、誰かが料理を作ってくれる度に、相手の気持ちについても考えることができるのだろうか。最近母には会う度に感謝の気持ちを伝えている気がする。何もろくなものは返せないけれど、せめてそれくらいはしたいなと思って。毎日言っていると伝わらないかもしれないけれど、たまに会うときに言うだけなら毎回言ってもいいんじゃないかな。
最近、愛されていたのかもしれないとほんの少しだけ思えるようになった。頭では理解しているけれど、どうにも実感がなくて。気持ちがついていかないというか。おそらく、可能性を知ってしまったからには一生疑い続けるんだろうけれど、いつか心からそういうものを信じられる日も来るのかもしれないと、最近は少しの希望を持っている。色んなことを知らないと向けられているものにも気が付けなくて、そうやって見えていないものがたくさんあるだろうから、なるべく知っていきたい。見えないものに無理やり色を塗ろうとするのではなくて、元の色合いを自然と知覚したい。私は鈍いから、やってみても想像もつかないことも数多くあるだろうけれど、拾えるだけ拾えたらいいな。信じるも信じないも私次第なのかも。
なんかようやく少しだけわかった。大抵そう思うときはあんまりわかっていないけれど。全部は無理だったというか。疲れた。ずっと疲れていることにすら気が付いていなかった。そういうものだと思っていたから。自分に本当に足りないものを全部自分で何とか補おうとするの、無理だな。気がついたら芽生えていてラッキーくらいの感覚が適切かもしれない。昔から足りないものを埋めようと努めていたけれど、なんかもう本当に無理すぎて無理になってきた。だってできないものはできないし。努力でどうにもならないことが多すぎる。そこを無理に埋めた後のものを好きだと言われてもそれが自分のことだとは思えないし、埋める前のものを好きだと言われてもよくわからない。私の心の持ちようが人付き合いに向いてない。まじで無理〜〜〜。
それでも、6年前の私ならそもそも誰かを好きにならなかったし、仮に好きになっても相手に何も伝えなかったと思う。根本的に解決したわけではなくても少しずつ変わっている気はする。
せめて自分の気持ちに正直でいるべきかもしれない。1か月くらい原形質流動で移動したい。死んだように眠っていたい。仕事は仕事でしたい。遊びも遊びでしたい。知識もほしい。料理もしたい。冬の東北に行ってみたい。函館に行ってみたい。伊勢に二泊三日で行きたい。鳥取砂丘に行ってみたい。城崎で旅館に泊まって浴衣着てのんびりしたい。尾道も気になる。洲本に行って石垣を見たい。出雲に行きたい。萩で適当に歩きたい。対馬で誉れを味わいたい。パラグライダーやってみたい。手首挿げ替えたい。たまには甘いものも食べたい。好きな人には会いたいし、触れたいし、一緒にいたい。なんか、我儘なくらいでちょうどいいのかもしれない。そんな気がしてきた。
