2022.09.17

夜になると唐突に以前のことを思い出すことがたまにあるのだけれど、今日はたまたま読んだものに引っ張られて出てきたみたい。曰く、恋の終わりを実感するときは「一緒に幸せになりたい」ではなく「幸せになってほしい」と思うようになったとき、とのこと。複雑な感情が入り混じっていたのが、死んだ人に対する感情に近くなる、とも。文字を見て、意味を理解した瞬間になんとなく落ちてきて、一気に年明けに言われた言葉とその時の気持ちが蘇ってきて。私は経験したことがないからわからないけれど、妙にしっくりくる。当時は付き合っているのになんでってところまでしかわからなかったけれど、こういうことだったのかなと。現在も、未来も、この人の中に自分はいないんだなって感じたから。今でもああ思っているのかな。

私のそういうものへの理解、たぶん人よりも何テンポも遅れていて。その場で引っかかることはあっても中々適切な言葉が浮かばなくて、これだと伝わらないと諦めることが多い。実際に話していると相手の話の流れを追うだけで精一杯だったりして尚更。文章なら自分のペースで整理できるからそんなことないけれど。なんとなく違和感だけ抱えて、だいぶ経ってからその正体を自分なりに見つけて、改めてどういうこと?となったり。自然と相手の変化を感じ取れるくらい密接に関われているわけでもなく、貰った言葉からしか汲み取れないのにそれが上手くできなくて。時間差で言われても相手は細かなことは覚えていない(自分が意識せずに喋っているときはそうなる)だろうから困るだろうし、とはいえどそのまま抱え込むのもあまり良くないことはわかる。どうでもよくないから引っかかるんだし、この前言われたようにその場その場で解消することができれば理想なのだろうけれど、どうすればその状態に近づくことができるのかがわからない。