2023.05.28

今日は引越しのお手伝いに参加した。頭痛が酷く、昨日も外出していたこともあって体力的には厳しかったけれど、そう頻繁にある機会でもないので、面倒くさがりな自分を叱咤激励して向かう。

世田谷区に行くのは初めて。大きめの高架と、飲食店と、長閑な緑と。人で賑わいつつも、少し入ったところには閑静な住宅街。マンションというよりは一軒家などが多く、良いところだなと思った。親しみを感じられる雰囲気。

道中にあった、誰もいない古びたブリキ店の佇まいが印象的だった。そこそこの人通りの中、しんとした空気が目に止まって、暗がりに射し込む光で少しだけ中の様子が見えることに気がつく。気になって覗き込んでみたら、床に雑多に置かれた物の中に一足の靴を見つけて、何だか心が和んだ。こちらで作業する方がいらっしゃるのだろうか。また機会があれば覗いてみたい。

諸々手伝いながら、やっぱり何かを組み立てるのは好きだと感じた。きっちりパーツが噛み合うように作りたくて微調整を繰り返す。ベッドの骨組みを調整するために下に潜ってスパナでネジを回しながら、なんとなく紅の豚を思い出していた。そんなシーンあったかな。ジブリの絵柄で潜ってスパナを持ってと、脳裏を過ぎったのだけれど。存在しない記憶かもしれない。

まあ、こういうのもたまにやるからこそいいのだけれど。月1くらいで何かしらやっているものの、大型の家具を組み立てる機会が得られて非常に満足した。疲れたから今日はぐっすりと眠れそう。楽器を弾いて、楽語を調べて寝る。