2022.12.06

職場の人おすすめということで、お昼に連れて行ってもらったお弁当屋さんであんこう鍋弁当を買った。いや、お弁当であんこう鍋ってどういうこと?と思いつつ、買ってみたらご飯とかが入っているものとあんこう鍋の入ったものと2つに分かれているようで。かなり豪華。ご飯などが入っている普通のお弁当っぽいものには、ししとう、辛子明太子、やたらおいしい出汁巻き、謎の実(緑で丸くてヘタがついてて、何かに漬けていたのか噛んだら酸っぱい液体が出てきた)、煮物、きんぴらごぼうあたりが入っていた。好きなものばかりで嬉しい。一押しは出汁巻きで、めちゃくちゃおいしかった。私もあんな出汁巻き作れるようになりたい。メインのあんこう鍋は買ったときに温めてもらえたこともあり、冷えた体に染み渡る。というか、今日の外寒すぎ。6〜8℃って何。味も濃すぎず程よく、野菜たっぷりで、あんこうの身だけでなくあん肝も細かく入っている。さすがに一人分のあんこう鍋とかやらないし、久々に食べたこともあって大満足だった。昨日歯列矯正の先生と話していて食べたくなったのもあって、タイミングとしても最高だった。職場の人に感謝。普通のお昼ご飯と比べてそれなりのお値段はしたけれど、お値段分の価値はあったと思う。おいしかった。

 

ここ数日ずっとお腹の痛みと闘っている。心当たりはあるのだけれど、痛み止めを飲むほどじゃないからたちが悪いというか。座っていても、歩いていても、横になっていても、絶え間なくじわじわと来る感じ。ちょっとつらい。ベッドで横になっていてもましにならないのが特に。腫瘍と言われて何か変に意識してしまっているのかも。いつもよりピンポイントに痛みを感じているような気がする。診断された直後に調べたら、どうやら90%は良性で10%は悪性らしい。普段は忘れているのだけれど、痛みが出てくると急に表層にまで浮上してくる。考えても無駄なのはわかっていて、別に今すぐどうこうなるものでもないけれど、不安とまではいかないこの奇妙な気持ち?心の動き?は何だろう。なんか、忘れるなと言われているみたい。今年に入るまでここまで痛むことはなかったし、尚更気になってしまう。1週間経っても治まらなければまた病院に行った方がいいのかな。寒い中、夜に一人で行くの嫌だな。心細い。

数日前の健康診断で問診票の記入欄を見たときに、ああこれは書かないといけない類のものなんだなと実感させられた。書くようなもの、自分のことに関しては特になかったのに。内科医の先生とのお話でもそのことを訊かれ、経過観察中ですと答えて、また実感。病気と付き合うというのは、どういうことなのだろう。どうやって向き合っていくのだろう。どうやって気持ちの整理をつけていくのだろう。これから歳を重ねていくにつれ体は悪くなる一方だろうに、今からこんな感じで大丈夫なのだろうか。

 

 

なんとなく祖父母の様子を思い浮かべる。ここ数年会う度に感じる違和感。年始のご挨拶、あと何回行けるんだろう。お盆にあと何度集まれるのだろう。孝行できるうちに孝行したいな。したくてもできなくなるなんて、そんなこと知っていたはずなのに、今年になるまで本当の意味では知らなくて。帰る度に渡している食べ物、いつも自分なりには一生懸命選んでいて、実際喜んではもらえるけれど、本当にこれでいいのかなと思ったり。人は何をしてもらったら嬉しいのだろう。

春に逝ってしまった人のことを思う。もっと会って色んなことを話せばよかった。ないものねだりなのもわかっていて、それでも3年前の1回だけは私が選べたはずで。次の機会なんてなかったな。なんか、本当に後悔したくない。年末年始は自分のできる範囲でたくさんの人と話をしたくて、できる限り約束も取り付けた。私なりに大切にしたい。友人も、恋人も、家族も。会えるうちに。