ラスボスにちまちま挑み続けて3週間、ようやくエルデの王になれた。めちゃくちゃ嬉しいな。というかラスボス本当にきつかった。ということでELDEN RINGの感想。
ビルドは純魔。大抵のゲームは魔法主体で遊んでいる。魔法という概念が好き。今作も例外ではなく、素性で星見を選択。星見って時点でかっこいいじゃん…。ELDEN RINGの魔術は見た目が綺麗なものが多くて、すごく楽しかった。オーソドックスに強いのは実は初期からある魔術（つぶて）だったりするんだけれど。好きな魔術。滅びの流星、レナラの満月、ラニの暗月、降り注ぐ魔力、罰の茨、ザミェルの氷嵐、メテオライト、永遠の暗黒、ローレッタの大弓、彗星アズール、渦巻くつぶて。多すぎるし何ならまだある。魔術以外だと祈祷もちょっと使ってみたかった。
戦った中でボス戦が厳しかったのはレナラとラスボスだな。レナラは魔術耐性高くてダメージ通らないし、ラスボスは単純に2発受けたら死ぬからきつい。両方6時間ずつくらいは戦ったかも。レナラについては後半に入ったときのムービーがめちゃくちゃ好きで、負けが込んで疲れたときはそれをゆっくり見るのが恒例になってた。月を背に戦う魔術師、あまりにもいい。かっこよすぎる。後から彼女が使っていた魔術を入手して、要求されるパラメータがかなり高かったのもよかった。物語の後半にならないと使えなくて、でも使えるようになったときの喜びも一入。あとは前半戦の不安定なBGMが癖になって、戦っていた時期はしばらく頭から離れなかったし、今書いていて思い出してしまった。ラスボスは最初BGMでめちゃくちゃテンション上がったけれど、バトル自体は…。後半戦、近接だったら楽しかったのかな。
楽しかったのはライカード戦。まさか魔術ビルドで槍を担ぐことになるとは。突然違うゲーム始まって面白かった。ちゃんと幽霊からヒントは聞いていたものの、ボスエリア入った瞬間大蛇狩りがこれみよがしに置かれてて笑っちゃった。あからさますぎる。
多くを語らないストーリーだからアイテムのフレーバーテキストで都度補完していかないといけなかったけれど、それはそれで寄り道のしがいがあって楽しかった。NPCのストーリーも大体完走して、全体的に死亡率が高くてちょっとびっくりした。好きなNPC。レナラ、ラニ、ブライヴ、セレン、ラダーン、フィア、ディアロス、アレキサンダー、小壺。なんか皆割と好きかも。でもろくな最期を迎えないキャラクターがほとんど。あと金仮面卿の見た目シュールで面白すぎて見る度に笑ってた。シャブリリの「世界に混沌あれ」も面白すぎて定期的に聞きに行ってた。
一番印象的だったのはマップ。広すぎて驚いた。思っていた5倍くらいあったし、地底エリアを見つけた時は世界が広すぎて不安になった。それでも典礼街オルディナの先とか行ってないし、全部解放したわけでもなくて。ボリュームがえぐい。とはいえど基本的にやることは探索と戦闘だけ。アクションがあまり得意じゃないものの、レベルの概念があることと、ボスに行き詰まったら寄り道で息抜きしつつ強化できるからとりあえずエンディングまではいけた。ついでにアイテム入手したらフレーバーテキスト読めて嬉しいし。それに武器防具のデザインが細かくて。カーリアの盾とか好きでしばしば眺めてたし、入手する度に装備してみたりして。装備品をそういう観点でちゃんと見たの初めてかも。ベルベットの質感とか好き。後半は火力重視の気持ち悪い姿にすることがほとんどだったけれど、装備を選ぶのも1つの楽しみだった。
敵がいるからのんびりとはいかなくとも、景色を見るのも楽しくて。最初にフィールドに出て黄金樹が見えたときの感動は忘れられない。リムグレイブは思い出補正込みでかなり好きなエリア。他には永遠の都ノクローンが好きだな。地下をがむしゃらに進んで、あの満天の星が浮かぶ空間に辿り着いたときの驚き。ノクステラの建物も好きだけれど、ノクローンの方が好きかも。あとはよく見たら色んなところに死王子が出現していたりして芸が細かいなと思ったり。
エンディングは複数あるらしい。私は最後に青サインを使ったのでラニエンド。マヌスセリス協会で適当に穴を降りていったら突如イベントが発生して、指輪をはめるシーンが流れて結婚？ってなってたら、貰った暗月の大剣のフレーバーテキストに伴侶と書かれていたときの衝撃。本当に結婚じゃん。二本指をズタズタにしていたり中々に武闘派なラニだけれど、母のレナラを守っているところとか、「お前が私の王だったのだな」って台詞とか、部下のことを心から信頼している様子とか好き。物語の開始前に既に自らの意志で肉体の死を選んでいるわけだし、覚悟決まっててかっこよかった。エンディング名は「星の世紀」らしい。星見冥利に尽きる。
